本講座③ 半製品の土地が商品になるまで【土地編】


みなさんこんにちは。

本講座③は、「半製品の土地が商品になるまで」です。

ちょっと小難しいタイトルですね。

今回も具体事例をもとに説明していきます。


◆事例でみる土地の問題点


仲介業者「今回の土地の引き渡しは、現状有姿です。」

    諸々の重要事項の説明・・・

仲介業者「上下水道、電気、ガスは引き込まれていません」

    諸々の重要事項の説明・・・

仲介業者「それでは、これで説明を終了します」

後日

Cさん「いやぁ、あの地域で坪単価30万円は安かったなぁ~」


しかし、実際に建築の段階になって、施工会社から、

「上下水道の引込工事と、電気ガスの引込工事で200万円ほどかかります」

Cさん「え~っ!それじゃあ坪単価が40万円になっちゃうよ!相場より高くなるよ!」


◆完成宅地の意味


業界用語で完成宅地の事を「カンタク」といいます。

完成宅地。読んで字の如く、完成した宅地の事です。

定義があいまいなケースがでは問題が生じるので、契約書などには、

「完成宅地、すなわち上下水道、電気ガスなどのライフラインの引込工事が終わっている状態で引き渡す」

と記載するケースがあります。


◆重要事項での説明の限界


このケースでも、仲介業者は説明責任を怠っていませんので、責任を追及することはできません。

土地の取引の場合、「坪単価」という表現がよくつかわれます。

これは、土地の広さが異なったとしても、「坪あたりの価格」という比較のために、

非常に便利な考え方なのです。

当然、売主・仲介業者にとっては、完成宅地にしない事で坪単価を安く見せた方が「売りやすい」わけですね。

また、重要事項説明書の中には、「上下水道、電気ガスは引き込まれていない」と書けばよく、

「引込工事に○○円必要です。」とまでは記載、説明する義務がありません。


◆総予算を知る人間に、土地探しを任せるべき


やはりここでも言える事は、

「我が家のプランニングを任せている住宅会社の営業マンをフル活用すべき」

ということです。

総予算が3500万円、うち土地に割ける費用が、工事代金を含めて○○万円

ということが分かっていれば、事例のような問題は起こらなかったことでしょう。


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