コラム

本講座④ 「抵当権」を打つ!この土地と建物は誰の物!?【法律・契約編】

抵当権
みなさんこんにちは。
本講座④は、「抵当権」を打つ!この土地と建物は誰の物!?です。

抵当権ってどんなもの?

いよいよ、講座も後半戦です。
普段よく耳にする、「抵当権」の仕組みをご説明します。
この講座をご覧のみなさんは、近々土地建物を買おうとなさっています。
土地建物。
どんなに土地の安い地域でもセットで、最低1800万円はするでしょう?
ここでは、仮にセットで3000万円とします。
3000万円の現金をお持ちの方!手~あ~げて~!
しーん
DAYONE♪~
3000万円もの大金をお持ちで、即金で買える人は、きっと100人に1人でしょう。
じゃ、どうするの!?
答えは簡単♪
住宅ローンですね。
住宅ローンについては、「お金編」をご参照ください♪

◆とっても便利!住宅ローン

さて、住宅ローン。
だれが考えてくれたんでしょうね!
便利な仕組みです。
ご説明します。
皆さんは3000万円のお金がない。
でも、ほしい土地建物がある。
そこで、銀行に相談する。
あなた「住宅ローンを組みたいのですが・・・。」
銀行「ようこそ、お越しやす~♪」
銀行はすぐに審査をしてくれます。
買おうと思っている土地建物の情報、皆さんの年収や過去のローン履歴。
もろもろを調べて、銀行の回答が出ます。
「融資額2700万円までOKです!」
あれれ、3000万円じゃないの?

◆銀行はあなたに融資する?

ここ、ポイントですのでご説明します。赤ペン用意!
銀行は、
「あなたに融資しているのではなく、土地建物の資産価値に融資している」
ということをお忘れなく。
住宅ローンの決定の際に、銀行は
抵当権
を打ちます。別名「担保」とも呼びます。
抵当権を打つ。
とは言っても、ザクとかドムが持っているバズーカー砲で撃つのではなく、
「登記する」という意味ですけどね。(例えが昭和でスミマセン・・・)
抵当権。
つまり、
「もしお金を返してくれなかった場合、土地建物を売り払って、そのお金で返済させるよ!」
という権利です。

◆抵当権で経済社会が活性化!

ここまでは大体お分かりですね。
銀行としては、
土地の値下がりリスク
建物の消耗度合い
これをしっかり計算して、融資できる金額を決めていくわけです。
抵当権の性質として、素晴らしいのが
・所有権はあくまでも買ったあなた。
・あなたが銀行の指図を受けず、100%自由に使える。
という点です。
これによって、不動産をめぐる経済社会が活性化していくわけです。
考えた人に、座布団いちまい!(ふる~)
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