コラム

家を持つのに何坪くらいが適しているのかわかりません。

家を持つのに何坪くらい?

理想の家のイメージはなんとなく想像できても、具体的に土地の広さを考えたり判断するのはなかなか難しいことですよね。広さの単位や面積の目安についてご紹介しましょう。

広さの単位は?

家づくりについて調べていると、「坪」や「㎡(平米)」、「畳」などの広さを表す単位をよく目にすると思います。「坪」は土地や家の面積を表すときによく使われる単位で、1坪は「約3.3 ㎡(平米)」「約2畳」となります。「㎡(平米)」は、土地や家の面積に加え、部屋の広さを表すときにも用いられる単位で、1辺が1mの正方形面積になります。「畳」は、部屋の広さを表すときによく使われ、「1畳」は畳1枚分の広さとなります。畳の大きさは地域などによって多少違うのですが、不動産表示の決まりで「畳1枚当たりの広さは1.62㎡以上」という基準があるので、ほぼ同じように考えてもいいでしょう。

みんなどのくらいの面積で建てているの?

住宅金融支援機構が2020年に住宅ローン「フラット35」の利用者に行った調査によると、日本全体で建てられた注文住宅の平均面積は「124.4㎡」とあります。家族構成や地域によっても違うので一概には言えませんが、坪数でいうと「約37坪」、「畳」なら「74畳」くらいが平均となりますね。

これを部屋ごとに考えてみると、LDKは18~22畳程度(和室部分があれば含めて)、夫婦の寝室を8~10畳程度子供部屋が2つで12~16畳程度トイレが1.5畳程度洗面とバスルームで4畳程度、玄関ホールや廊下、収納や吹き抜け部分などをプラス、という感じでしょうか。「広めのウォークインクローゼットが欲しい」、「書斎があれば」、「趣味のスペースもつくりたい」など、希望や生活スタイルに合わせてもう少し広さが必要になることもあるでしょう。

家づくりのことを考えるのは、とてもワクワクすることですよね。まずは、どんな家をつくりたいか、どのような暮らしをしたいか、将来のことや予算のことも考えながら、家族でゆっくり話し合ってみましょう。その中で、こだわりや優先順位が見えてくると思います。家づくりを楽しみながら、満足できる理想のマイホームが実現できるといいですね。

参考:フラット35利用者調査
https://www.jhf.go.jp/about/research/loan_flat35.html