コラム

どんなところに住みたいですか?|今週のまるわかり住宅ニュース

大阪市浪速区近辺の防災マップ
いよいよ年の瀬も近づいてまいりました。みなさんはいかがお過ごしですか?
いつも思うのですが、クリスマスを終えてそこからお正月までの期間は、西洋から東洋に切り替える時期というか、何か変な感じがしてしまいます(笑)。
私だけかもしれませんが。。。今週のまるわかり住宅ニュースは「住む場所」について取り上げました。
皆さんはどんなところに住みたいですか?
どんな家に住みたいですか?と質問すると、こんな家に住みたい!あんな家に住みたい!とカタログを見ながら夢を膨らませますが、どんなところに住みたい?となると、う~ん・・・。○○は土地が高いし、□□はスーパーが遠い・・・と現実的な問題に目が向きます。
そこで、私が家を買った際に、住む場所について気になった事とをまとめてみました。
少しでもお役に立てればと思いますが、あくまで私個人の意見ですので、ご参考程度にお考え下さい!
第1回は治安や地震について、第2回は隣人や土地の価格についておはなしさせていただきます。

1.引越し先の治安が心配

治安についてはまず子供たちの事を考えました。たとえば通学中に心配が絶えなかったり、ちょっと遊びにいってくるといって家を飛び出した後も心配だったり。治安が悪いエリアはなるべく避けたいと考えました。もちろん子供だけではなく、大人にとっても同じです。車上荒らしや、落書き、せっかく買ったばかりの自宅にいたずらされてはたまりません。
治安についてはこのような方法で調べることができます。

<犯罪エリアマップを見る>

大阪の犯罪エリアマップを見る場合はYahoo!やGoogleで「大阪 犯罪 マップ」と検索すると良いでしょう。
▼大阪府警察犯罪発生マップ
大阪府警察犯罪発生マップ

<地域の記事を調べる>

犯罪マップではわからないその場所の情報も知りたいと思いました。
「地域名 治安」などで検索すると、某知恵袋サービスなどでそのエリアにお住まいの方からの投稿があったりします。少し誇張した表現などもあるので、鵜呑みにせず参考程度に考えるほうが良いでしょう。

<不動産屋さんに聞く>

不動産屋さんに聞くと地域の情報について詳しく教えてくれることがあります。
例えば、「あのあたりは工場があって騒音の問題がある」や「あの路地でひったくりが多い」など。
「その地域の住みやすさ」について、不動産屋さんが結構詳しいのではないかと思います。
なぜなら、その土地の物件を多く取り扱っており、メリットもデメリットも知った上でお客様におすすめする必要があるからです。
住宅の購入する時の担当者に、地域の情報を集めてもらう方法も良いと思います。
但し、主観的な意見になる傾向がありますので、こちらも参考程度に考える方が良いでしょう。

2.地震などの影響が心配

東日本大震災以降、海に近い場所の人気が落ちました。
原因は津波や液状化現象への心配ではないでしょうか。震災直後の千葉県浦安市で起こった液状化現象では、
道路脇の植え込みがゆらゆらと動き、道路のあらゆる所から水が噴き出していました。
マンションなど大きな建物が建っているエリアなだけに衝撃的な映像でした。
地震の影響についてはこのような方法で調べることができます。

<防災マップ・浸水マップを見る>

各市区町村のホームページでは、河川が氾濫したときや津波が押し寄せたときに、浸水する可能性のあるエリアに色をつけた
「防災マップ」を掲載している場合があります。このマップで「住みたいなぁ」と思う地域について、地震による津波や浸水の影響度を知ることができます。また、防災マップには避難場所などの情報も記載されており、もし地震が起こったら避難しやすい場所なのかどうか、確認する事ができます。ちなみに、私の住んでいる地域は「広域避難場所」(大規模な避難に適する場所)に指定されています。
購入当時は、住宅ローンや間取などに捉われがちですが、今思うとまだ影響度が低いエリアで良かったなぁと思います。
どこに住むのか?という問題はどんな家に住むのか?という事より、ずっと現実的な問題を持っているように思います。
もちろんファーストインプレッションで「ここだ!」と決める方もいらっしゃるとおもいますが、近々に地震が来ると言われている昨今です。
少し面倒でも、ひと手間調べてみるのも悪くないかもしれません。
次回は隣人や土地の価格についてお話させて頂きます。乞うご期待!(文:土居 靖典)