コラム

マイホーム購入に資金の援助あり約4割|今週のまるわかり住宅ニュース


今週は、マイホームの購入にあたりご両親などに資金援助をしてもらっている人が約4割もいらっしゃるというこちらのニュースをご紹介いたします。
「住まいを購入した人」、「購入したい人」に、資金援助をしてもらっているか聞いたところ、全体の40%が資金援助してもらっていることがわかった。一方、残りの60%は、資金援助をしてもらっていない。
また、資金援助をしてもらっている人の金額を聞いたところ、1位「100~300万円未満(7.91%)」、2位「900~1,100万円未満(7.44%)」、3位「500~700万円未満(6.05%)」となっている。高額の資金援助の実態を調査するため「1,100万円」で線を引いてみたところ、「100~1,100万円」が合計で29.77%、それ以上の「1,100~3,100万円以上」が10.23%。資金援助をしてもらっている40%中、7割の人が「1,100万円未満」ということがわかる。(参照元:マイナビニュース)

みなさん結構援助して頂いているようですね。
今回のアンケート結果から同社では、「資金援助をしてもらっている人のうち、多くは住まい購入資金の『諸経費+α』を援助してもらっているという実態がわかった」とコメントされています。
諸経費や家具、電化製品と言ったところの援助が傾向としては多いようです。
住宅ローンの金利が高ければ、援助資金を頭金としてなるべく金利として払う分を少なくするという方法もアリですが、今はご存知の通り低金利の時代。住宅購入に直接掛る諸経費の分の支払いと、ワンランク上の家具や電化製品にお金を使うという流れがあるのかもしれません。
でも諸経費ってバカにできませんよね。
住宅の購入価格にばかり目がいってしまいますが、実際にはこのような諸経費が掛ります。
・印紙税
・司法書士報酬
・登録免許税
・固定資産税
・不動産取得税
・火災保険料
・団体信用姓名保険など
その他には引っ越し代やインテリア・家具・家電などが必要になります。
試算では200万円近くになるともいわれている諸経費。
「よし!家買う事に決めた!3000万!」
という決断も清水の舞台から飛び降りるくらいの気持ちで決めたのにさらに諸経費がこんなにも・・・。
このような諸経費に対し、資金援助していただいた分を充てるというケースが多いようですね。
しかし気になるのは「3,100万円以上」の資金援助。全体の1.86%だそうですが、資金援助だけで家が買えてしまうという額ですよね。これはもはや「資金援助」というより「買ってもらった」の域ですね。(文:土居靖典)