見た目もおしゃれで開放的な空間を演出することができる「リビング階段」は、子育て世代を中心に注目を集めています。多くの人に選ばれる人気の理由をご紹介します。

家族のコミュニケーションが生まれる

リビング階段の最大の特徴は、２階と行き来するためには必ずリビングを通るということ。家族が集まるリビングを通ることで顔を合わせる機会が増えるため、自然と会話も生まれ、コミュニケーションが取りやすくなります。子どもが成長し自室にいる時間が増えても、外出や帰宅など家族の動きが把握しやすくなります。１階と２階に離れていても、空間がつながっていることで声もかけやすく、お互いの気配を感じることができるので、安心感があります。

部屋が広く見える

リビング階段を設けることによって空間が上へと広がり、視覚効果で部屋が広く見えることも大きなメリットの一つです。吹き抜けとの相性も良く、光や風も採りこめるので、限られたスペースの中で、できるだけ広々とした快適空間をつくりたいというときにはオススメです。階段の蹴込み部分がない「スケルトン階段（シースルー階段）」を使用すれば、視線を遮ることなく奥行きも感じられ、より明るく開放的な空間をつくることができるでしょう。

部屋がおしゃれになる

先述の「スケルトン階段」など、デザイン性の高い階段を採用することで、部屋全体が一気におしゃれになり、スタイリッシュな空間を演出することができます。階段の種類も階段を支えるささら桁が段板の両サイドにある「側桁階段（がわげたかいだん）」、ささら桁が段板の下にある「力桁階段（ちからげたかいだん）」があります。理想のイメージに合わせたデザインや素材を選ぶと良いでしょう。

スペースを有効的に使える

リビング以外に階段を設ける場合は、そこにつながる廊下や階段自体のスペースを確保する必要がありますが、リビング階段にすれば、そのスペースを他の部屋に使うなど有効活用することができます。また、階段下をリビングの一部として使えるので、大容量の収納スペースや趣味空間をつくったり、ワークデスクやペットのゲージを置くのもいいですね。アイデアと工夫次第でさまざまな用途に活用することができます。

リビングのどこに階段を設けるかによっても、部屋のデザインや雰囲気はがらりと変わります。生活スタイルや家族構成を考えて、住みやすい快適な空間づくりをぜひ楽しんでください。