コラム

外観の素材やカラーによって、どんな違いがありますか?

外観の素材やカラー

外壁は色も素材もたくさんの種類があって、迷ってしまいますよね。外壁は住宅の「顔」ともいわれるところであり、何を選ぶかによってイメージが大きく変わります。どのような違いがあるのでしょうか。

外壁にはさまざまな色があり、印象を大きく左右するポイントの一つです。まず気をつけなくてはいけないのが、「カタログの色サンプルだけを見て決めない」ということです。色は面積によって見え方が異なり、大きいほうがより明るく鮮やかに、暗い色はより暗くくすんだように感じられます。可能ならば、同じ外壁を実際に使っている住宅を見にいって確かめられると安心です。白や黒など極端にはっきりした色は、汚れや傷が目立ちやすくなってしまいます。少し他の色を混ぜると緩和されるでしょう。濃い色は変色や劣化が目立ってしまうので、選ぶ場合はメンテナンスのことも念頭に置いておきましょう。また、周辺の景色や住宅との調和も考えて選ぶと、馴染みやすく落ち着いた印象になります。

素材

外壁の素材もたくさんの種類があり、それぞれに特徴があります。希望するテイストに合わせて選びましょう。

      • サイディング

板を外壁に貼り合わせるもので、ガルバリウム鋼板やアルミニウム合金などの金属系、セメントや繊維質でつくられた窯業系、無垢材や集積材を用いた木質系があります。金属系と窯業系は、カラーやデザインが豊富で、木質系は木の模様が楽しめます。価格やメンテナンスの頻度はそれぞれの材質によって異なります。

    • モルタル

セメントと砂、水を混ぜてつくられる素材で、味わいのある質感が特徴です。デザインの自由度が高く、和風にも洋風にも相性がいいのでさまざまなテイストの住宅に使うことができます。

    • ALC

内部に気泡を含んだ特殊なコンクリート材で、軽量で耐久性や耐震性に優れていることが特徴です。

外壁を選ぶときは、デザイン性、機能性、予算(価格)がポイントになります。まず優先順位を決め、周辺との調和も考慮し、自分たちの理想の住宅に合った外壁はどれなのかをじっくり考えて下さい。

迷ったり悩んだりすることは、家づくりの楽しみでもあります。素敵な家づくりをたくさん楽しんで下さいね。