本講座④  2×4(ツーバイフォー)が日本の建築業界を救う!【建物編】


みなさんこんにちは。

本講座④は、「2×4(ツーバイフォー)が日本の建築業界を救う!」です。

少しさびしいお話も出てきます。しっかりとお聴き下さいませ。


◆伝統技術が消えつつある


一昔前の、子供たちの希望職種には必ずと言っていいほど、大工さんが入っていました。

家を建てる、町を作る、弟子を抱える・・・

かくいう私も、親に聞くと、小さい頃は

「だいくちゃんになりちゃい~」

と、言っていたそうです。

しかし、高度成長期を迎えた後、肉体労働は敬遠され、ホワイトカラー至上主義が台頭してきました。

日本建築の技術を伝える、大工さんの人口もますます減っているわけです。


◆本当に腕のいい大工さんはすごい


知り合いに、内田さんと言う大工さんがいます。

一人で日本建築の家を建てられる、技術と知恵をお持ちの50代の棟梁です。

先日こんな話を聞きました。

「この前の施主さんは学校の先生でさ、最初は偉そうだったんだよ。
 
 でも、先生の希望を全部おれ一人でやっちゃったらさ、

 先生、最後には頭を下げて、涙ぐんでたよ。」

本当に腕のいい大工さんは、凄いんです。


◆後継者が減る現状を、どう考えるべきか。


現実問題の話をしましょう。

すでに日本には、先の内田大工さんのような棟梁は減って行きます。

今後もますます減って行きます。

でも家は建てなければなりません。

どうするか?

そこで、2×4(ツーバイフォー)工法という建て方が注目されるのです。


◆2×4(ツーバイフォー)住宅とは?


まず、定義のご説明です。

日本旧来の建て方を、「昔からの工法」という意味で、在来工法と呼びます。

正式名称は、木造軸組工法

これに対して、2×4(ツーバイフォー)工法は、木造枠組工法と呼ばれます。

違いは1点です。

軸(じく)か枠(わく)か

在来工法が、柱・梁・筋交など、“軸”としての木材の組み合わせで強度を確保していくのに対して、

2×4工法は、“壁面”の組み合わせでサイコロ状の箱を作って、強度を確保します。

詳しくは、ウィキッてください(笑)

2×4工法は、設計図面をもとに、工場で壁面がカットされて現場へ納入されます。
(プレカット)といいます。

現場ではクレーンと補助作業員だけで家が組み上がります。


◆2×4のメリット


2×4のメリットを下記3つにまとめました。

①耐震性、耐風性が高い
2×4は「面」で構成されているので、地震や風といった外部要因に対して、在来工法よりも耐性があると言われています。
もちろん在来工法でも耐震性、耐風性はありますが、その分の設計と工事が必要になります。

②断熱性能が高い
2×4は壁同士を繋ぎ合わせる構造体のため、機密性能を高くすることが容易にできます。
これも「面」であることに由来し、機密性能が高ければおのずと断熱性能が高まり、快適な家になりやすいわけです。

③比較的工期を短くできる
在来工法は大工、職人による手作業の割合が多いため工期が長くなりがちですが、2×4工法においてはシステム化が進んでいて分業がしやすいという特徴があります。

住宅工法は後から変更できません。家づくりの際に、自分たちの求める家にはどの工法が合うか事前にしっかり考えておきましょう。


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